謝るほどテニスが下手になる!テニス上達のために『ごめんなさい』禁止!その5 ありがとうのOリング(オーリング)編

前回、もっとすごいネタがありますよと書きましたので、その“すごいネタ”と言うやつををご紹介します。

テニス(特に練習中やダブルスの試合中)ほど無意味に『ごめんなさい』が飛び交うスポーツもないですよね。ミスしたら『ごめんなさい』、相手に決められたら『ごめんなさい』。もう、『ごめんなさい』だらけです。

今回ご紹介する方法を使うと、この『ごめんなさい』がどれくらいパフォーマンスに悪影響を与えるかが体感できます。

Oリング(オーリング)テスト

その方法というのが、“Oリング(オーリング)テスト”です。

これは二人一組で行います。一人は人差し指と親指でOを作ります。もう一人は、そのOを引きはがそうとします。Oを作った方の人は、指を引きはがされない様に耐えてください。この時、どれくらいの力が出せたか?をはかるテストです。

こちらを見てもらえればイメージ湧くかな。

ja.wikipedia.org

このテストは、実際に引きはがされたかどうかは関係ありません。どれくらい力が出せたか?を感じてください(できるだけ同じくらいの力の人同士でやった方が分かりやすいと思います)

では具体的なやり方です。

まず、何もしてない時にどれくらいの強さで耐える事が出来るか試します。 次に、テストを受ける人(Oを作ってる人)は『ありがとう』と5回言ってからテストを受けてください。

最後に、『ごめんなさい』を5回言ってからテストを受けます。

どうですか?

『ありがとう』の後は、耐える力が強くなってますよね。 それに対して、『ごめんなさい』の後は、耐える力が弱くなっていません?人によっては、『ほんとに力入れてる?』と疑われるくらい簡単に指が引きはがされてしまうと思います。

実はこれ、「感動の条件」の著者、永松茂久さんのトークライブで教えて頂いたことなんです。

永松茂久さんは、あの斉藤一人さんのお弟子さんなんですよ。知ってました?

言葉が身体に及ぼす力

これで体感してもらいたいのは、

言葉が身体(パフォーマンス)に及ぼす力

この記事を書いたとき、

『テニス中に“ごめん”と言ってる人は、本当に“ごめん”なんて思ってないんじゃない?本当に謝罪している訳でもないんだから、別に“ごめん”って言うのは問題ないんじゃない?』

と言う人がいました。思ってないのに謝るなよ・・・と言うのは置いといて、

本当に『ごめんなさい』と思っているかどうかは関係ない。『ごめんなさい』という言葉自体がパフォーマンスを下げるんです。

だって、Oリングテストする時に謝罪の気持ちなんかなくても、『ごめんなさい』って言うだけで力が出なくなるでしょ?何となく無意識に『ごめんなさい』と言ったとしても、その影響は確実にパフォーマンスを下げます。

ここまで体感すれば、もう、無駄に『ごめんなさい』なんて言いたくなくなりますよね。謝るのは、本当に謝罪すべき時だけで十分です。もしかしたら、あなたの『ごめんなさい』という口癖がテニスのパフォーマンスを下げているのかもしれませんよ。

実は、このOリングテストには続きがあります。

今度は、テストをする人(Oを引きはがす方の人)がテストされる人(Oを作っている人)に声を掛けます。

まず、『かわいいね』『かっこいいね』など5回褒めてからテストをしてください。 次に『お前はダメだ!!』と5回けなしてからテストをしてみてください。

どうです?

褒められた時は耐える力が強くなって、けなされた時は弱くなってませんか? つまり、テニスで言えば、あなたの声掛けによってパートナーのパフォーマンスが変わるということなんです!パートナーのミスが多いのはあなたのせいかもしれませんよ。

ここで一つ補足。

けなされると耐える力が弱くなると言いましたが、逆に耐える力が強くなる人もいるそうです(まれにですが)。そういう人は、真性のドM・・・じゃなくて、セルフイメージの高い人らしいです。

人にどんなに『お前はダメな奴だ!』と罵られようとも、心の中で『いや、そんなわけない!』と思ってるので、逆に力が出るんだそうですよ。そんな風に私はなりたい。

こちらにも書いたように、どんな時でも絶好調の動作と言葉を使ってみませんか?きっと楽しくテニスできますよ。

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